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![]() (初回限定生産 店頭分がなくなり次第、発売終了となります〉 ![]() ![]() | |||||||||||||
![]() ![]() ![]() DVD-BOXイラスト:村瀬 修功 販売・発売元:バンダイビジュアル株式会社 |
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『TAリポート』とは? 2001年1月10日より同年4月25日まで配信された、フォトジャーナリスト『坊山馨』名義での写真付きリポートで綴られた“ガサラキ”ワールドであり、サンライズのネット配信有料コンテンツであった。(現在は配信終了) 『坊山馨』とはもちろん高橋良輔監督その人、荒牧伸志氏、吉原昌宏氏、植田洋一氏によるフォト=イラストに彩られ、僅かながらではあるが“ガサラキ”世界の深遠を窺い知る事の出来る貴重なサイドストーリーと言える。 今回のDVD-BOXの発売に辺り、高橋良輔監督の書き下ろしを加え“新装版”として生まれ変わった「TAリポート」。ここでは特別にその記念すべき第1回を掲載する。 |
#1『ゴロゴロとしか形容のない情景』![]() 今この地では散発的な軍事衝突はあるものの両派が停戦に向け話し合いのテーブルについています。紛争解決のキーとなるのは停戦後の政治的主導権の帰趨でありますが、民衆の厭戦気分の醸成も鍵となるとの判断が国連にはあります。国連の狙いは愚かしくも痛ましい紛争の犠牲を曝すことにより戦いを忌避する民衆の感情を涵養しようとの狙いがあります。 つまり我が特務自衛隊の任務は知らしむべき愚かしさと痛ましさの証拠である大量殺戮の発掘現場の警護と保護です。一方には大量虐殺の事実を知らせることにより新たな憎しみを発生させることになるとの意見もあります。現にこの大量の人骨の山は恐怖と怨念の無限連鎖の証明でありましょう。 しかしこの地の一世紀を超える惨劇の元はと言えばゴムに始まりレアメタルに至る近代、現代の西欧先進国と資本の貪欲が生み出したものであり、この人骨の山を真に凝視すべきは誰なのかは改めて問われるべきでありましょう。それにしても情念の兵器とやらのなんと無表情のことか……ヒヨッコの私にはむしろ羨ましくさえあります。 坊山 馨 特務自衛隊「雷電」PKF仕様について 型式番号 Tactical Armaor Type17 E-1 乗員 1 頭頂高 4.4m 本体重量(ドライ) 2.8t 最大作戦重量 5.2t 最大巡航速度 60km/h 最大行動時間 6h 固定武装 スモークディスチャージャー・アルムブラスト・リフティングウィンチ 武装(腕部換装兵器) 12.75mm 機関銃 ・25mm 機関砲・ 40mm多目的グレネード(催涙弾、ゴム弾、ネット弾など)・他 「雷電」というのは、タクティカルアーマーという全く新しいコンセプトの兵器の先行実験機につけられた、内部でのコードネームだった。 ベルギスタン内紛において多国籍軍に極秘部隊として参加した特務自衛隊のTA部隊の活躍によって、TAは、その有用性を認められ、制式採用、量産化が決定された。「雷電」をベースに量産兵器として改良された機体は制式名称を「震電」として一般公開もされた。 しかし、その直後に、北海道における実用化試験中の事故がスクープされ、大問題に発展したことと、暴徒鎮圧に出動した震電が、一般市民を死傷させるという事件が立て続けに起こり、特務自衛隊首脳は世論の攻撃をかわすため、TAの問題点を徹底的に改修するという名目で震電タイプを生産中止とし、代わって改修した新型として発表したのが、「雷電」である。 しかしこの新「雷電」は、先行実験機(=プロトタイプ)の雷電からは大きく変更されており「雷電?」または「雷電改」とでも言うべき機体となっている。特に駆動系、動力系はほぼ震電のものになっており、長時間の作戦行動が可能となっている。 さらにPKFに出動した雷電は、作戦時に各国の戦闘車両と行動をともにする必要から、現地で細かい改修を受けることも多く、特に武装、弾薬、通信器機、などが作戦によって変化している。また、現地の治安事情によって追加装甲を施したり、気候にあわせてシーリングを改良したりということも多いようだ。 今回のアフリカでの写真を分析すると、頭部まわりの装甲の強化、スモークディスチャージャーの大型化、(これは、ほかの車両のものを流用したものと思われる)などが目に付く。また、「震電」が装備していた大型バッテリーを装着した機体も確認できる。 |
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